その銘柄、決算を持ち越して大丈夫ですか?
このツールは、決算を当てに行くためのものではありません。
答える問いは1つだけです。「この持ち株が決算をまたぐとき、過去と同じ振れ方をしたら、自分が決めた許容損失額を超えるのか、超えないのか」。決算の内容も、株価がどちらに動くかも、このツールは扱いません。
計算式(これがすべてです)
1. 過去の反応
入力するのは、決算発表を受けた最初の立会日の前日比(%)です。 引け後の発表なら翌営業日、寄り前の発表なら当日を見ます。 これを r₁, r₂, … rₙ とします。
−99.9%より下、+500%より上の値は、桁を間違えた入力とみなして判定から外します (外した行は画面に理由つきで出します)。
2. 振れ幅
- 平均の振れ幅 = |r₁|, |r₂|, … の平均。「決算をまたぐと、上下どちらでも平均これだけ動いた」
- 過去いちばん悪い下げ = rᵢ の最小値(下落が1回もなければ 0)
- 過去いちばん良い上げ = rᵢ の最大値(上昇が1回もなければ 0)
- 下げた回の平均 = rᵢ < 0 だけを平均したもの
3. 金額に直す
保有金額 = 保有株数 × 現在株価。
そこに上の割合を掛けるだけです。たとえば保有金額200万円で過去いちばん悪い下げが −12.4%なら、同じことが起きた場合は −248,000円。
4. 判定
比べる相手は、設定画面であなたが決めた「1回の決算で許容できる損失額」だけです。
- 🔴 下げた回の平均と同じ下げで、すでに許容額を超える → 特別に悪い回ではなく、 ふつうに下げた回で超える持ち方
- 🟠 平均では内側だが、過去いちばん悪い回と同じ下げなら超える
- 🟢 過去いちばん悪い回と同じ下げでも内側
- ⚪️ 過去の反応・株数・株価・許容額のどれかが足りず、判定できない
5. 守りの選択肢の数字
- 残せる株数 = 許容額 ÷ (|過去いちばん悪い下げ| × 現在株価) を切り捨て。 減らす株数 = いまの株数 − 残せる株数
- 逆指値の目安 = 現在株価 − 許容額 ÷ 保有株数
- 持ち越した場合の着地の幅 = 保有金額 ×(過去いちばん悪い下げ 〜 いちばん良い上げ)
持っていないもの・出さないもの
実在銘柄の値動きデータを1件も持っていません
決算は年に4回動きます。実在銘柄の決算後の値動きをアプリに焼き込めば、その日から古くなり、 古い数字を断定口調で表示するツールになります。だから過去の反応は、 利用者が自分のチャートから読んで入れる方式にしています。 サンプルもすべて架空の会社です。
「下がる確率◯%」を出しません
過去5回のうち3回下げていても、それは「60%の確率で下がる」ではありません。 当たり外れを検証できない確率は出さず、回数(何回中何回が下落だったか)と振れ幅だけを出しています。
「◯%以上は危険」というしきい値を持っていません
同じ −10% でも、その人の資金量と生活によって意味が変わります。 このツールが判定に使うのは、あなたが設定画面で決めた金額だけです。 設定画面の「1%・2%・3%・5%」のボタンも、推奨値ではなく、ただの電卓です。
決算の内容も株価も予測しません
過去の振れ幅は、今回の決算の結果を保証しません。決算の中身が変われば、 値動きも変わります。ここで出るのは「過去と同じことが起きたら」の話だけです。
とくに気をつけてほしいこと
決算またぎの逆指値は、指定した価格では約定しないことがあります
引け後に決算が出ると、翌営業日は窓を開けて始まります。 価格が飛んだ場合、逆指値は指定価格を通らずに、飛んだ後の価格で成行として約定します。 「逆指値を置いたから損失は許容額まで」とは限らない、というのが決算またぎの厄介なところです。 このツールは、置こうとしている逆指値が過去の窓の内側かどうかを画面で指摘します。
回数が少ないうちは、判定を弱く読んでください
過去1〜2回ぶんでは、それは振れ幅ではなく「たまたまその回どう動いたか」です。 とくに「過去は全部上がっている」ときの🟢は、下げが無い証拠ではなく、 回数が少ないだけの可能性が高いです。4〜8回ぶん入れてください。
この画面の考え方のバージョン
2026-08(最終更新: 2026-08-08)。 計算を変えたときは、このバージョンを上げて画面下に出します。